2013年12月14日土曜日

嫁チャリフォーク交換

かれこれ1ヶ月近く週末は嫁チャリのフォークの何かをしてる気がしますが、いよいよフィナーレ。ひん曲がったフォークを塗装したフォークと交換します。

先週クリアまで吹いたフォーク、完全に乾燥しているようでしたので、交換の前にコンパウンドで磨いておきました。使用したのはこちら。
ホルツ コンパウンドミニセット。
オートバックスで確か800円ぐらいだったと思います。粒子の細かさが異なる3種類のコンパウンドのセットですが、結局使ったのは最も細かい奴だけでした。
ちょっとざらついていた箇所を磨いたら、あっという間にツヤツヤになりました。磨いたあとワックスを掛けたのが冒頭の写真。ピカピカで遠目からは売り物のようです。ただし近くに寄って見ちゃダメですw

さて、ここで終わらせてめでたしめでたしと行きたいところですが、本題のフォーク交換が残ってます。

まずは、古いフォークの取り外し。
こう見るとよく曲がってますね。よく10kmも走って帰ったなw
取り外しは、トップキャップのアンカーボルトとステムのボルトを緩めてステムを抜き、フォークのコラムをプラハンで上からド突くと簡単にフォークが抜けます。

抜いたフォークを観察。
曲がった弾みで塗装が吹き飛んでます。そして肩の裏側がひしゃげてますね。ストレートフォークだったのでここに力が集中してしまったんでしょう。結構カッコイイフォークだったのに残念です(´・ω・`)

次は玉押しの移植。
今回ヘッドパーツは流用しようと思って調達してませんので、旧フォークの下玉押しを取り外して新フォークに移植する必要があります。
ということで、下玉押しの取り外し。

最近は、首の部分のボリュームが大きく下玉押しを抱えるような形状のフォークが多いですが、このフォークはこんな感じで下玉押しがはみ出してますので、取り外しは比較的簡単です。
フォークを逆さまにして、下玉押しの裏からマイナスドライバーをあてがい、ハンマーでコツコツと均等に叩きます。
力任せにぶっ叩くと玉押しが変形して取り返しが付かないことになるので慎重に。このフォークはそんなに硬くなかったです。
裏面が露出していない下玉押しを取り外す場合は、カッターの刃や薄いマイナスドライバーを隙間にハメてこじれば外れるとGoogle先生が言ってました。(当然、専用工具もあります。)

次、新フォークに下玉押しを圧入。
フォークコラムの根元部分は、下玉押しをきつく固定するため若干太くなっており、下玉押しを手ではめることはできず、無理やり打ち込む(圧入する)必要があります。この下玉押し圧入の専用工具というのが一応あるのですが、べらぼうに高いのでここは一発、代替汎用工具をホームセンターで入手してきました。それがこちら。
内径30mm 塩ビパイプw
多分水道管用の普通の塩ビパイプです。確か300円ぐらい。
要は、下玉押しを均等にぶっ叩ければいいだけなので、フォークコラムより内径が若干太い肉厚のパイプを探したところ、近所のコーナンにはこれがありました。長さは50cmもあれば十分だったのですが、1mのものしかなかったので、家に帰って適当な長さにカットしました。

それでは、圧入。
...の前に、下玉押しを温めます。
温めると熱膨張し、ちょっとだけ穴が大きくなってハマりやすくなります。
熱湯に5分ほど漬けて温めたら
ハマるところまでなるべく平行になるようにハメまして、おもむろに、
ドーーーン!
圧入工具(塩ビパイプ)を下玉押しにあてがって、上からプラハンで思い切りド突きます。思い切りが重要です。フォークもクロモリなので遠慮なし。カーボンだったらちょっと考えるかもw
ただ、結構斜めにハマりがちなので、そこは注意して調整しながら。
最終的にこんな感じに。
きれいにハマりました。

次、コラムカット。
普通コラムは余るのでカットする必要があります。手順はこちら
今回はこのぐらいカットしました。
クロムメッキされたクロモリってパイプカッターで切れるのかな?と思ってたのですが、あっさり切れました。

次、フォークの組付け。
普通はここでコラムにアンカーナットを打ち込むのですが、打ち込み用の工具が必要で、失敗すると超絶面倒な事になる(そもそも外すことを想定していない部品なので)ため、今回はプレッシャーアンカーを使用しました。
BBB パワーヘッド。 1,300円ぐらいだったと思います。
ヘッドワンにグリスを盛ってフォークを組み付けたら、コラムのてっぺんにアンカーを差し込んで5mmのアーレンキーで締め付けます。
あとはトップキャップをかぶせ、アンカーボルトを締めて玉当たり調整。
カートリッジでない普通のカップ&コーンなベアリングなので、締め付け過ぎると回転が渋くなり、緩めすぎるとガタが出て危険とちょっと面倒です。

いい具合になったらハンドルを真っ直ぐにしてステムのサイドのボルトを締めて固定で完了。

最後、ブレーキ。
入手したのはこちら。
テクトロ RX-5 mini-v。
元々ついていたのが同じくテクトロのRX-1で、ショートアームなVブレーキだったので。
RX-1は一般販売しておらず、1つグレードの高いRX-3は色がシルバーしかなく、ということでこのRX-5となりました。
やはり、値段が2倍するとあって、RX-1に比べると質感は高めです。シューもカートリッジみたいです。しかし、テクトロのシューってどこで売ってるんだろう。。。

取り付けは普通のVブレーキと何ら変わりありません。
台座に取り付けます。

台座横のダボ穴は普通真ん中のものを使います。リムが遠すぎる場合は下、近すぎる場合は上にするそうです。
ワイヤーを張って、シューの位置調整をして完了。シマノのVブレーキとワイヤー固定ボルトの向きが違うのでちょっと戸惑いました。

というわけで完成。
色味も思ったより気にならないです。

最初の状態と比べてみます。
before

after
ストレートフォークでなく、細身なんで、ちょっとママチャリ感が強くなりましたね(´・ω・`)
それじゃ大事に乗ってくれ。もう曲げてくれるな。 > 嫁

ポチってもらえるとよろこびますw


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