CATEYE STRADA SMART (CC-RD500B)。
会社の近所のいつものウエパーで吊るしてありました。お値段6,000円+税(定価8,000円+税)。
センサーと別メーカーですが、センサーはBluetoothLE(BLE)接続で、BLEではスピードとケイデンス情報のやりとりはプロファイル(CSCP;Cycling Speed and Cadence Profile)で決まっているので、BLE接続のサイコンであれば互換性があるはず(少なくともセンサー↔サイコン間は)。
センサーの製造元のTOPEAKでも同様の製品(PanoComputer)を販売しているようですが、ちょっと高い(定価9,000円+税)、入手性が悪い、ちょっとデカい、スマホ側のアプリが微妙ってのと、cateyeのサイコンならそんなに酷い目に会うことはないだろ、ってのでcateyeをチョイス。
結果から言うと、問題なく使用出来ました。
内容物はこんな感じ。
本体と、ブラケット、簡易マニュアル、試用電池のみ。
通常のサイコンと異なり、センサーは付属していません。cateyeの純正センサーは定価7,000円ですが、TOPEAKのセンサーは定価5,000円と安いので純正にこだわらなければちょっとだけお得ですw
さて、購入したSTRADA SMARTですが、
- ダイレクトモード:センサー → サイコン
- ミラーモード:(センサー →) スマホ(アプリ) → サイコン
という2つのモードがあります。
ダイレクトモードは、従来のワイヤレスなサイコンの無線部分の通信プロトコルがBLEになっただけなもので、センサーからの信号をサイコンが直接受け取って情報を表示するというものです。
通常のワイヤレスサイコンと異なるのは、BLEはオープンな仕様なので、cateye製のセンサーに縛られることがなく、他社製のセンサーと組み合わせて使うことができるという点です。
対応BLEプロファイルは、
- スピード&ケイデンス(CSCP;Cycling Speed and Cadence Profile)
- ハートレート(HRP;Heart Rate Profile)
- パワー(CPP;Cycling Power Profile)
の3つのようで、これらのプロファイルに準拠したセンサーであれば理論的には使用できるはず。
ミラーモードは、スマホにインストールされたアプリ(cateye cycling)とサイコンをBluetoothでペアリングし、アプリがセンサー等から受け取った情報をサイコン側に転送し、サイコンにその情報表示するというものです。
センサーはダイレクトモードと同じくCSCP,HRP,CPPなセンサーが使用できるそうです(コレによるとCPPはiOSのみ?)。また、スピードセンサーがなくてもアプリがGPSからスピードを計算しサイコンに表示させることもできるようです。
あと、おまけ機能で、メールや電話の着信も知らせてくれるみたいですw
アプリはセンサーとサイコンの中継だけでなく、stravaのように、走行経路(GPS)や、スピード・ケイデンスのログを取ることができます(逆にミラーモードでログを取らないってのはできないのかも)。
この際の、ログの開始・終了をサイコン側からリモコン的に操作ができます。
ということで、ダイレクトモードではただのワイヤレスサイコンとかわらないので、この製品をこの製品らしく使うにはcateyeが提供しているcateye cyclingというアプリが必要となります。
にて無料でインストール可能です。
ただし、android版はOSのバージョンが4.3以降と、少々新しめな端末が必要です。
私が使用している、4.4にアップデートしたau HTL22では問題なく使用できました。
このアプリ、
- GPSによる走行経路の記録
- センサー計測値の記録
だけでなく
- 記録したデータをstrava等に直接アップロード
ができ、純正品の割に結構出来が良いです。
runtasticなどではセンサーを使用しようとすると有償のpro版を購入しないとなりませんが、このアプリはどこまで使っても無料ですw センサーの認識も早く、安定性も高いです。
問題があるとすると、UIがiOS臭く、端末の戻るボタンを押すとアプリを終了しようとする点でしょうかw
設定・使用方法ですが、製品付属の簡易マニュアルにはダイレクトモードの設定・使用方法しか乗っていません。ミラーモードを含めた設定方法等はこちらに詳しく記載されています。
書かれてるとおりにやるだけですが、1点、ダイレクトモードの初期設定時、「3. センサーをペアリングします」の手順でTOPEAKのセンサーとペアリングしようとしても記載の画面になりませんでした。が、そのまま設定を継続して初期画面に戻ったらセンサーが認識されてました。その後はスピードもケイデンスも問題なく測定できてます。
設定自体はさほど難しいものでもありませんが、スマホアプリ側の設定がある分、単体のサイコンに比べると若干面倒です。問題が発生するとすると、この辺りの相性的な問題のような気がします。
と、ここまでだらだら書いて、ちょっと画像がないのに気付いたので最後に使い勝手的なものを。
まず、サイコンを起動するとこんな感じでペアリングされたスマホを探そうとします。
この状態でスマホでcateye cyclingを起動します。
アプリを起動せず、本体下部のボタンを長押しするとダイレクトモードに切り替わり、センサーから直接信号を取得する普通のワイヤレスサイコンとして使用できます。
画面左上「CC」のアイコンがハイライトされていますが、これがペアリングされたサイコンを認識した状態を表しています。スピード・ケイデンスセンサーを認識すれば「SP」と「CD」もハイライトされます。ちなみに、「HR」はハートレート、「PW」はパワーの各センサーです。
スピードセンサー等は空回ししてやらないと電波を出さず認識されないので若干注意が必要です。
アプリが起動し、ペアリングが完了すると、サイコン側はこんな感じになります。
画面中央左、電波チックなアイコンがありますが、アプリ側でセンサーを認識していれば、ここに「S」や「C」といったセンサーに対応したアイコンが表示されます。
cateyeが想定している運用では、この状態になったら、スマホは画面を消してジャージのポケットにでも突っ込んでおきます。で、走りだす前に、サイコン本体下部のボタンを長押しすると「アプリ側で」ログが開始されます。サイコンをON/OFFのリモコン的に使うイメージです。
スピードはもちろん、走行距離、ケイデンス、走行時間等リアルタイムに表示されます(スピード以外は切替表示)。ペースアロー等も他のcateyeのサイコンと同様です。ただ、手持ちの従来のワイヤレスサイコンに比べると、ちょっとタイムラグが大きい印象です。
また、ミラーモードでは記録を開始しないと「ready」表示のままで速度等が表示されないのではないかと思います(未確認)。これは若干どうにかして欲しいかもです。
また、ミラーモードでは記録を開始しないと「ready」表示のままで速度等が表示されないのではないかと思います(未確認)。これは若干どうにかして欲しいかもです。
で、走り終わったら、開始したのと同じようにボタンを長押し。すると、こんな感じ。
一時停止状態になります。もう一度ボタンを長押しすれば記録が再開されます。
一時停止中はアプリ側も同じく一時停止に。
開始時からの記録が見れます。左右にスワイプすれば走行経路や速度・標高・心拍の各データが参照できます。
一時停止状態になります。もう一度ボタンを長押しすれば記録が再開されます。
開始時からの記録が見れます。左右にスワイプすれば走行経路や速度・標高・心拍の各データが参照できます。
で、右下のチェッカーフラッグボタンを押すと、ログが保存されます。
アプリ内部のみに記録することも可能ですが、cateye atlas(cateye純正の共有サイト)やstravaなどにも直接アップロード可能です。保存だけしておいてアップロードは後からってのも可能です。
アプリ内部のみに記録することも可能ですが、cateye atlas(cateye純正の共有サイト)やstravaなどにも直接アップロード可能です。保存だけしておいてアップロードは後からってのも可能です。
なお、facebookやtwitterへの共有はcateye atlasへの登録が必要です。(cateye atlasのURLを共有する形のため)
ちょっと使ってみただけですが、初期設定の煩わしさはあるものの、製品としてはとても良く出来ていると思います。用もないのにハートレートモニターとか買ってみたくなりますw
さて、三男用にセンサーを買い足すかな。余ったサイコンどうしよう(´・ω・`)
ポチってもらえるとよろこびますw
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