交換用チェーンリング。
シマノ純正のFC-5700用のアウターリング(52T、クロ)。品番はY1M398140です。
価格はamazonで3,548円。送料と配送に要する時間を考えると最安の部類ではないかと思います。
あとは、この際なので気分を変えたいと思い、チェーンリングボルトも交換してみます。
KCNCのチェーンリングボルト(赤)。たしか1,500円ぐらい。お高いですが職場の近所のウエパーにはコレしか置いてませんでした。
それでは交換。
作業前にドライブトレーンを洗っときました。新品のチェーンリングにドロドロのチェーンを噛ますのは気が引けたのでw
今回はチェーンを切ってますが、作業自体はチェーンをフレーム側に落としておけば可能かと思います。
まずは旧チェーンリングを取り外します。
純正のチェーンリングボルトですが、普通の六角穴ボルトではなく、星型の穴のトルクスボルトになってます。
当然普通のアーレンキーではハマりませんので、別途工具が必要です。
使ったのはトルクスネジ用のビットソケット。
アストロプロダクツで300円ぐらいだったと思います。サイズがわからなかったので2つ買ってますが、適合するサイズは「T30」というサイズのもの(写真の左端)でした。
アストロプロダクツで300円ぐらいだったと思います。サイズがわからなかったので2つ買ってますが、適合するサイズは「T30」というサイズのもの(写真の左端)でした。
片手でクランクを固定しつつ、ボルトを緩めます。
結構固く締まってます。柄の長い工具の方が楽そうです。あとは軍手したほうが安全です。
で、このまま緩め続けてもナットが供回りし始め、いつまでたってもボルトを抜くことができません。
供回りを防止するため、ペグスパナという工具が必要となります。
手元にあったのはシマノ純正のTL-FC21。amazonで500円ぐらいです。
クランク裏のナットはこんな感じで溝が掘ってあります。
この溝に工具の先の爪をはめて押さえます。
こんな感じ。この状態で表のボルトを緩めます。外すだけならマイナスドライバーでもいけるかもしれません。
インナーリングも同じボルトで固定されてますので取り外せます。
なかなか掃除しにくい場所なのでこの際きれいにしておくとよいかと思います。
新旧比較。
チェーンを持ち上げるための溝が結構削れてツルツルになってます。
あとは引き上げピン(チェーンリング裏に打ち付けてある銀色の突起物)の先(右)の爪がかなり減ってます。このあたりが変速時にチェーンが滑る原因っぽいです。
チェーンリングの取り付けは位置(向き)が重要になります。位置がおかしいと変速が微妙になるそうです。
まずはインナーリング。
ディーラーズマニュアルによると、チェーンリングの内側の突起がクランクの裏に来るように合わせるそうです。確かに突起があります。代わりに△の刻印があるものもあるそうです。
固定はスパイダーアームの裏側(フレーム側)です。また、チェーンリング自体の表裏もありますので注意が必要です(刻印がある方が裏側)。
次、アウターリング。
位置は、チェーン脱落防止用のピンがクランク裏に来るようにします。
この突起です。
こんな感じ。固定はスパイダーアームの表側です。
このピン、何のためにあるんだろうと思ってましたが、確かにここにチェーンがハマるとかなり往生しそうですね。。。
位置が決まったので固定。
今回使うチェーンリングボルトですが、純正と違って六角穴ボルトとなってますので、普通のアーレンキーが使えます。
ナット側もアーレンキーが使えますので、固定の際のペグスパナは不要です。こんな感じ。裏側を8mmのアーレンキーで固定しつつ、表側を5mmのアーレンキーで締める感じ。
ボルトを締める順番は対角線上に。自動車学校で習ったタイヤのボルトを締める順番的なアレです。
指定トルクは12~14Nm。ちょっと強めです。
強めな指定トルクな上に、このチェーンリングボルト、アルミ製でKCNC製ということで無駄に軽量化されてるせいか、かなりボルト穴をなめやすいです。
ちょっと(´・ω・`)とします。
この辺が純正ではトルクスボルトを使ってる理由かもしれないです。
黒いボルトの方が良かったかな。。。
交換後乗ってみたところ、非常に快適になりました。
交差点のど真ん中でフロント変速に失敗して死にそうになることも無くなりそうですw
さて、フロント変速は元に戻ったし、52Tに負けない体力を作ろうかな(´・ω・`)
ポチってもらえるとよろこびますw