2013年12月29日日曜日

FD-6800xST-5700xFC-5700

子どもたちのボーナスステージ、クリスマス。
よい子のところにはサンタさんが訪れるそうですが、いいおっさんのところには来てくれないみたいなので自腹で購入。

シマノの新型アルテグラのFD、直付タイプ。品番で言うとFD-6800-Fです。
左のは直付→バンドのアダプタ。うちの自転車は直付台座がついてないので。バンドタイプ(FD-6800-BSM/BL)も売ってましたが、移植の自由度が上がるのであえての直付+アダプタのコンボ。

開封~。
ふ、ふつくしい....
ふつくしい... 高く上がったアームの造形がとてもカッコいいです。
あと、105までとは箱のクオリティが段違いですw

付属品はこんな感じ。
本体、(役に立たない)マニュアル、保護プレート、ケーブル角度判定工具。後ろの2つの用途は後ほど。

交換前のFDはシマノの105。
特に不具合はありませんでした。そもそもあまり使ってもいませんが、強いて言うならシフトがちょっと重いです。
シフタ、クランク、チェーンはST-5700、FC-5700、CN-5700のいずれも105です。
FD-6800との組み合わせはどの組み合わせとも推奨されていませんが、チェーンラインが一緒ならなんとかなるんではないかと。

それでは交換作業開始。

最初にチェーンの切断。FDの交換を行うには一旦チェーンを切る必要があります。画像は割愛。
次に今のFDを取り外します。
ケーブルの固定ボルトを外し、クランプのボルトを外せば簡単に取り外せます。

取り外したので新旧比較。
左が105、右がアルテです。
アルテのほうがワイヤの固定位置がかなり高くなっているのがわかります。また、ブレードの内側に樹脂製のバンパーが取り付けてあります。色もダークなグレーで105の真っ黒よりは渋みがあります。
あと細かいところでは、ブレードに施されたラベルが105はシールですがアルテの方は刻印となっています。

次、取り付け。
今回買ったFDは直付けタイプですが、うちの自転車に直付台座のあるフレームはありません。そのままでは取り付けできないので、直付→バンドアダプタを使用します。
購入したのがこちら。
SM-AD11。シマノの純正品です。本当はSM-AD67というのが良かったのですが、品切れだったのでこちらに。グロスな銀色なのでちょっと本体とミスマッチな感じです(´・ω・`)

本体に取り付け。
本来台座が当たる部分にピッタリはまるのでそのままボルトで固定。間違えようがありません。

それではフレームに固定します。
その前に、フレームの保護プレートをシートチューブに貼っつけます。
直付タイプのもの(FD-6800-F)にはアームの付け根にこんな感じの「サポートボルト」という小さなボルトがあります。
直付台座の強度によっては、FDを駆動させる際に動いてしまうそうで、動かないように支えるためのボルトです。が、そのままではフレームに傷や穴があいてしまうのでそれを防ぐために付属の保護プレートをシートチューブに貼っつけます。
バンドアダプタを使用すると不要とありましたが、念のため。

それではFDの取り付け。
固定位置は上下左右の3D的な位置調整が必要です。
ひとまずはブレードに貼ってあるシールで上下を。
高さが合ったら、保護プレートに当たるまでサポートボルトを締め込みます。
次は左右。

  • ブレードの先端がアウターのチェーンリングとツライチになる
  • ブレードの後端がアウターのチェーンリングより0.5~1mm内側になる

ようにバンドの左右とロー側調整ボルトを調整。

次、シフトケーブルの固定。
105では不要でしたが、6800アルテグラや9000デュラエースでは、フロントシフトケーブルの引かれる角度によってケーブルの固定方法が異なり、その判定用の工具が付属されています。
それがこちら。

TL-FD68という品番が付けられています。
使い方は、まず、FDに設けられたダボ穴とケーブル固定用ボルトに、突き出た突起を差し込みます。
こんな感じ。
んでもって、ケーブルを固定用ボルトの位置まで引っ張ってきます。
ケーブルが真ん中の線より右に来るか左に来るかで固定方法を変えます。
今回は左に来てます。
左側の矢印の下辺りに「・○」みたいなアイコン書かれているかと思いますが、これは、ケーブルの固定ボルトの下にある小さな部品を表しています。
大きな白い丸(○)が突起、小さな黒い丸(・)が窪みを表しています。この写真では突起が左側に来ているので、アイコン「・○」の状態に切り替える必要があります。
切り替えるには、部品の裏側から2mmのアーレンキーを差し込み、180度回転させた後に指で押しこめばOKです。
切り替えたらケーブルの固定。
105までと変わりありませんが、件の部品の突起の内側(向かって左)からケーブルを通し、固定ボルトの外側(向かって右)にある溝に這わせて固定する必要があります。
アームが長くなっているのでちょっとケーブルに余裕がありません。既存のインナーケーブルを使用する場合、長さに余裕がないと、インナーケーブルを別途調達&ケーブルの張り直し(=バーテープの巻き直し)という苦行に発展する可能性がありますw

あとはチェーンを張って、ひたすらFDの調整。ここまでゴチャゴチャ書いてて身も蓋もないですが、調整はこれを見るのが一番です。コツがあるとすれば「書いてあるとおりにやる」ですw

出来上がりがこちら。

取り替えてみて、フロント変速がムチャ軽くなりましたw 105だと、最後「よいしょ」って押しこむ感じだったのですが、そうなる前に気づいたらすでに変速が終わっているって感じです。逆に、調整はかなりシビアです。たすき掛けすると若干摺り気味です。ちゃんとした人がやれば普通に使えるかも。

さて、うまくいくことが分かったし、三男(izoardXP)用のバンドアダプタ買おうかな。。。



ポチってもらえるとよろこびますw

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